SHOP BLOG ショップブログ

花のコンシェルジュ

Monthly Archives: 11月 2012

敬老の日のお花は?

Q&A 2017/08/08

リンドウ

リンドウ科リンドウ属
開花時期:9月~11月
英名:Gentian
和名:竜胆
原産地:日本・中国・朝鮮半島

9月の第3月曜日、今年は9月18日が敬老の日です。
敬老の日には、母の日のように決まった花があるわけではありませんが
最近はリンドウを贈るのが定番となりつつあります。
おじいちゃん、おばあちゃんに何を贈れば良いか迷ったときは
季節感のある花や花言葉から選んでみてはいかがでしょうか?

リンドウが敬老の日にぴったりな理由は
9月の誕生花で季節感があること
花言葉は「正義感」「誠実」「高貴」
紫色は高貴な色なので、リンドウの紫が尊敬の気持ちを表すこと
紫と白のリンドウは『白寿』という品種があり99歳のお祝いの白寿と同じこと
などがあります。

心をこめて選んだお花はきっと喜ばれることでしょう!!

 

いちごの花

Q&A 2017/02/13

 

バラ科オランダイチゴ属
英名:Strawbeeey
Garden strawbeeey
原産地:南北アメリカ
収穫期:11月~5月

いちごと言うと花のイメージは少なく、果肉の方が有名ですが
3~5月頃に開花期を迎え、白やピンクの花を咲かせます。
可食部として知られている部分は、茎が変化して太く色づいた部分で
つぶつぶの種のように見える部分がいちごの果実です。

5~10年単位で主要品種が変わると言われている果物で
毎年新しい品種が生まれています。
現在では『とちおとめ』や『あまおう』などの有名品種が
100種類以上作られています。

いちごの語源は日本書紀には『伊致寐姑(いちびこ)』
新撰字鏡には『一比古(いちびこ)』とあり
これが転じてイチゴになったと言われています。
英語のストロベリー(strawberry)は、藁(straw)のベリー(berry)という意味ですが
「麦わらを敷いて育てていた」「麦わらに包まれて売られていた」などと言われます。

花言葉は 「尊重と愛情」 「完全なる善」

現在ではハウス栽培の温度の調節が時期に関係なくできるようになったので
1年中楽しめるようになりました。
家庭菜園でも栽培できる果物の一つになっているので
花と果実を楽しんでみてください。

梅まつり

Q&A 2017/01/16

 

 

 

梅の花    バラ科サクラ属
英名:Japanese apricot
原産地:中国
開花時期  1月~3月

花の色:赤・白・ピンク

早春に白やピンクの花を咲かせ、春の訪れを告げてくれる梅の花が
そろそろ見ごろを迎えます。

花言葉は『高潔』『忠実』『忍耐』『気品』
名前の由来は「熟む実」「起芽」「うつくしくめずらしい」などの説があると言われます。

果樹として栽培される「実梅」と観賞用に栽培される「花梅」に分けられ
実梅だけで約100品種、花梅は約300種類もあると言われています。
実は梅干しや梅酒など様々な加工方法で楽しむことができます。

中国原産の花木で、朝鮮半島を経由して日本へ渡来しました。
奈良時代にはすでに梅を題材にした詩がたくさん詠まれています。

樹高は5~10mに生長し、早春になると香りの良い花を咲かせます。
同じサクラ属のモモに比べると花びらのサイズは少し小さいですが
江戸時代以前に花見といえば、梅を鑑賞していたとされています。

東京をはじめ、神奈川、千葉、埼玉の梅の名所で梅まつりが開催されます。
早春のお出かけに是非足を運んでみてください。

門松は「かどまつ」と読みます。
どんな意味があるのでしょう?

門松は歳神様(としがみさま)が降りてくる目印と言われ
歳神様が来た家は、幸福をもたらしてもらえると言われています。
現在の門松は、その名の通り、松や竹などでできているのが主流ですが
昔は常緑樹なら何でも良かったそうです。

門松は松飾りとも言います。
語源は門に飾るから門松というわけではなく、昔は南の庭を「かど」と言って
そこに松を1本立てて神様を迎えたそうで、その名残で門松と呼ぶようになったとの事です。

松を用いるのは、松が「永久」のシンボルだからと言われます。
「待つ」とかけて願いを込める意味もあります。
門松を取り外す日は、歳神を祀る期間の終わる日・7日が主流で
その期間を「松の内」と呼びます。

一年の初めを神様と一緒に過ごすことで、感謝と今年一年の無事と家族の幸せを願うことが
お正月本来の風習です。

このような意味や理由を知り、日本の文化を感じながら、
歳神様と一緒に良いお正月をお迎えください。

ポインセチア

トウダイグサ科トウダイグサ属
学名:Euphorbia pulcherrima
英名:Poinsettia,Christmas flower
原産地:メキシコ
和名 猩々木(ショウジョウボク)

クリスマスが近くなると真っ赤なポインセチアがお店などに並びます。
赤と緑のコントラストが、クリスマスのイメージに重なります。

原産地はメキシコで、『ノーチェ・ブエナ』と呼ばれ
これは『聖夜』という意味があります。
花言葉は「祝福する」 「聖なる願い」などがあります。
ポインセチアの色と開花時期から、「赤は清純なキリストの血」
「緑は農作物の生長を表している」として使うようになったのが
始まりと言われているようです。

英名の「Poinsettia」は、この花をアメリカに紹介したメキシコ公使の
ジョエル・ロバーツ・ポインセットの名前にちなんでいます。

ポインセチアの赤い部分は花ではありません。
花は、中心の黄色いつぶつぶしたところで、
赤い部分は苞(ほう)といって、葉が変化したものです。
花が小さいので苞を赤くして、虫などを呼び寄せ受粉をしやすくしています。

クリスマスツリーはもちろんですが、ポインセチアを飾るのもいかがでしょう?

淡紅の秋桜(コスモス)が秋の日の
何気ない陽だまりに揺れている♪

名前に春夏秋冬の文字が使われている花の種類は
意外と少ないものです。
秋の花と言えば「秋桜」と書くコスモスではないでしょうか?
秋に咲く桜のような花という意味で「秋桜」と表されます。
読み方は「アキザクラ」ですが、コスモスと読むのも一般化してきました。
1977年にヒットした歌謡曲の影響と言われているようです。

コスモスの由来は「kosmos(美しい)」というギリシャ語に由来しています。
コロンブスがメキシコからスペインに持ち帰ったところから始まりました。
スペインに持ち帰られた後、植物園の園長によって
「コスモス」と名付けられ、日本には明治時代に広まったと言われています。

一般的なコスモスと言えば オオハルシャギク
黄色やオレンジの キバナコスモス
チョコレートの香りがする チョコレートコスモス などがあります。

秋風に吹かれ一面に咲き乱れるコスモス畑は絶景です。


コスモス:キク科コスモス属
     英名:Cosmos
     原産地:メキシコ
     開花時期  6月~11月
     別名 秋桜

    まっかだな まっかだな
    つたの葉っぱがまっかだな
    もみじの葉っぱもまっかだな♪

秋になると紅葉を見に出かけたりしますが、
葉の色が変わるのはなぜでしょうか?

マツの木やスギの木などは年中変わらず緑色をしています。
年中緑色の木を常緑樹と言います。
反対にモミジ・カエデ・イチョウなどのように、秋から冬にかけて
葉の色が変わり、葉が落ちる木のことを落葉樹と言います。
この落葉樹だけが紅葉します。

秋になると冬の準備として葉っぱに栄養分をまわすのをやめてしまいます。
葉っぱの中で栄養を作っていた葉緑素が壊れ、『アントシアン』という赤色の色素が
が作られます。このアントシアンが増えることで美しい紅葉になります。

『カロチノイド』という黄色の成分が浮かんでくるタイプもあり、
代表的なものはイチョウで、黄葉と言われています。

1日の中の最低気温と最高気温の温度差が大きいほど、
きれいに色づきます。

猛暑で夏の暑さが激しかった年は紅葉の色づきが鮮やかなことが多いようです。

この秋も美しい紅葉を楽しみましょう。

秋の七草

Q&A 2016/08/02

秋の七草と聞いて、その種類をいくつ答えられるでしょうか?

思い浮かぶのが、万葉集の山上憶良の秋の野の花を詠む2首があります。

「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種の花」

「萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」

秋の七草とは

    萩         ハギ
    桔梗(朝貌)    キキョウ
    葛         クズ
    藤袴        フジバカマ
    女郎花       オミナエシ
    尾花        オバナ/ススキ
    撫子(瞿麦)     ナデシコ

春の七草は1月7日の七草粥として有名ですが
秋の七草には直接行事はなく、主に観賞用
そのためか意外に覚えられていません。
春は厄払いの為にも七草を食べるもの
秋は見て楽しんで季節を感じるものなのでしょう。

野原を見かけたら、ぜひ七草を探してみてください。

お供えのお花

Q&A 2016/07/13

仏教では「お香」「お花」「灯燭」「飲食」「浄水」の5つを仏様に供えるとよいとされ
花はとても大切な存在です。
先祖・故人に対して捧げるものであると同時に、供えたその人の心を
穏やかにするものとされています。

キリスト教では、8月15日「聖母被昇天祭」というカトリックの祝日なので
ミサがあり、それに合わせてお墓参りに行く人が多いようです。

地域や宗派によって多少の違いはありますが、トゲのある花・香りのある花
毒のある花・つる性の花はお供えにふさわしくないと言われます。

お盆の花の定番『菊』は、邪気を払うとされており
花びらがあまり散らずに長持ちであることから仏花に用いられてきました。

お盆は地域によって異なりますが、東京は7月13日~16日の新盆
東京以外の地域は8月13日~16日の旧盆というところが多いようです。

命の尊さと儚さを再確認させるためにお墓や仏壇に花が添えられます。
綺麗なお花で気持ちよくご先祖様をお迎えしましょう。

笹の葉 さらさら~♪  のきばに揺れる
お星さま きらきら   きん ぎん 砂子

五しきのたんざく  わたしがかいた
お星さま きらきら   空から見てる

七夕は本来「七夕(しちせき)の節句」といって
端午の節句などと同じ、五節句のひとつです。

七夕に短冊に願い事を書きますが、なぜ笹の葉に吊るすのでしょう?

笹は日本で古来より神事に用いられてきました。
ずっと以前から、笹の持つ生命力や殺菌力が邪気を払うという事で
笹竹で身を清めたり、魔をはらう儀式をしたり、神に祈りを捧げていました。
葉がこすれ合う音が天界にいる神様や先祖に届きやすいという意味もあるそうです。
ですから、七夕の願い事も、神聖な笹竹に吊るすようになったと言われています。

歌の歌詞の意味は・・・
短冊を飾った笹の葉が、軒先でさらさらと揺れる様子を表しています。

ちなみに2番の歌詞の五色の短冊~の五色は
青(=木)赤(=火)黄(=土)白(=金)黒(=水)
の五色を表し、日本の歴史や文化に関わっていて、
様々な年中行事にも使われることが多い五色となっています。

今年の七夕は晴れて、願いが天に届きますように・・・